コラム

Column

粉体中の金属異物除去と磁選機の最適設計について

 粉体は、その物性や特性に応じて、生産・加工工程における挙動が大きく変化します。処理条件や環境雰囲気によって流動性が変わり、それに伴い混在する金属異物の除去・分離方法にも適切な対応が求められます。

 粉体中の金属異物を効率的に除去・分離するためには、粉末材料の特性、流動条件、使用環境を総合的に考慮し、どのように磁場を金属異物に作用させるかが重要なポイントとなります。また、粉体の流動状態や性状に応じて、使用する磁選機器の選定やサイズ、さらにはバーマグネットの配列設計も最適化する必要があります。磁力および磁場勾配を適切に設計する際には、金属異物の特性のみならず、粉体そのものの挙動も十分に考慮する必要があります。

 弊社では、マグネットセパレーターの設計にあたり、お客様のご要望に応じて粉体の物性や特性を測定・分析し、その結果を反映させた最適な設計をご提案しています。現在ご使用中のマグネットセパレーターにご不満や課題がある場合でも、その原因を明確化し、適切な対策を講じることで、性能の向上が見込めるケースも少なくありません。

 粉体中の金属異物除去に関するご相談や、さらなる性能改善をご検討されている場合は、ぜひ一度弊社までご相談ください。

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