最適化設計 事例
(ケース1)

Case study

磁性異物の除去効率を向上

目的

セパレーター材企業様よりご相談。
内容として生産工程等で混入する可能性のある磁性異物の除去効率を向上させたい。
製品の品質向上の為、既存のマグネットでは取り切れない磁性異物を除去したい。
対象の磁性異物の材質は「SUS」でサイズが「10㎛程度」であった。

対応手法

①生産設備工程及び流動条件の確認。

②対象製品の物性確認。

⇒粒度及び粒径分布、粒径、詰まり易さ、崩れ安さ、付着し易さ等の粉体物性を確認した。

③対象磁性異物の分析。

⇒磁気感受度測定、材質・形状分析、サイズ計測、表面粗さの確認

以上の工程を実施し、マグネットの最適な形状と磁力の選定を行い、実証実験の立案し、社内テストを行った。

⇒生産工程の流動条件に合わせて、製品サンプルに対象異物を混入させ、選定したテスト機に実験計画に基づいた回数通過させて除去効率を計測した。

テスト結果・考察を報告書にまとめA社様に提出。

結果

各種条件を確認・分析を行い、仮説を立てた上で実証実験を行ったところ、希望条件である「10㎛」の磁性異物除去に対して一定の効果が得られた。
最適化したマグネット設計を行い、既設ラインに設置した。